みなさん、こんにちは!
理学療法士のボンジ・リーです!
みなさんは短鎖脂肪酸というのを知っていますか?
「脂肪」という言葉がついているから、もしかしたら太ってしまう物質と思っていませんか?
短鎖脂肪酸が持つ働きをみていきましょう!
短鎖脂肪酸とは何か?働きは?
短鎖脂肪酸は腸内細菌によって作られる有機酸の一つで、酢酸・プロピオン酸・酪酸などが含まれます。腸内で簡単に消化できない炭水化物(オリゴ糖や食物繊維など)を腸内細菌が分解することによって短鎖脂肪酸は生成されます。
短鎖脂肪酸は大腸のエネルギー源となっています。大腸の上皮細胞は血管から運ばれてくる血液よりも腸内で生成された短鎖脂肪酸からエネルギーを補給することがわかっています。
短鎖脂肪酸の主な働きとして、
- 大腸の蠕動運動促進して便秘解消
- 腸内バリア機能アップして病原体の侵入予防
などがあります。
先ほども書いた通り、短鎖脂肪酸には3つの種類があります。
次はその3つについても簡単に説明していきます!
酢酸
酢酸は酢の主成分です。食酢には酢酸が3~5%含まれています。
- 血糖値の上昇を抑えてインスリンの過剰分泌を抑制して脂肪になりにくくする
- 血圧調整や血管拡張をして高血圧を予防
- 脂肪分解し内臓脂肪を減少させる
プロピオン酸
プロピオン酸は味噌、醤油、チーズなどに含まれています。
カビを予防する働きをもっており、食品の保存料しとて使用されます。
また、独特の酸っぱい匂いもあり着香料としても使用されます。
酪酸
酢酸はビフィズス菌でも作れますが、酪酸はビフィズス菌で作ることができず、酪酸菌でしか作ることができません。
酪酸は悪玉菌の発育を抑制したり大腸のエネルギー源となって大腸のミネラル吸収を促進してくれます。
昔の私は便秘がすごかったから、食物繊維不足から腸内環境が整っていなかったのかもしれない、、、。
短鎖脂肪酸が不足するとどうなる?
短鎖脂肪酸は体にとても重要であることがわかりました!
では、不足してしまうとどうなるのか?上記で書いた働きがうまく行われないということになります。
まずは、腸内環境が悪くなります。
悪玉菌が増えてしまいます。悪玉菌が増えると便秘や肌荒れが起きてしまいます。
また、消化・吸収がうまく行われず、栄養を摂っても体に栄養が行き渡らないということが起きます。
そして、腸内のバリア機能が低下してしまい、病原菌が侵入しやすくなってしまいます。
もう一つ、不足するととても嫌なことが、、、それは、便の匂いがくさ~くなってしまうことです。これは、本当にきついと思うので、短鎖脂肪酸を不足しないようにしないといけませんね!
短鎖脂肪酸を増やそう!
短鎖脂肪酸を作るビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やしましょう!
これらの腸内菌が腸に届くまでに消化されてしまっては意味がないので、生きたまま腸まで届くものを選んで摂取していきましょう!
飲むヨーグルトなどはコスパ的に毎日は手が出しづらいという方もいると思います。そういう時はサプリメントでもいいと思います。サプリメントは飲む量をしっかり守れば怖いことはありません。
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また、短鎖脂肪酸は簡単に消化されない炭水化物を分解して作られるので、食物繊維を摂取していくことが重要になってきます!食物繊維は善玉菌のエサになるので、しっかり摂り入れましょう!
食物繊維は不溶性と水溶性の2種類がありますが、短鎖脂肪酸を増やすには水溶性食物繊維を積極的に摂取しましょう!
水溶性食物繊維であるイヌリンについて便秘の話と詳しく書いた記事はこちらです!
食物繊維について詳しく書いた記事はこちらになります。是非参考にしてみてください!
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